伝えたい言葉なんてない

昔詠んだ歌、今詠む歌

測る秤の

【春に詠んだうた】

どうしてと あなたは尋ねる どうしてと 私は応える 春雷が鳴る

さよならを 告げようとした くちびるを 不意にふさいだ 花のひとひら

朽ちるなら 風のない夜に 君の身を 散り染めたしと 思う春宵

 

【ほか】

心には たったひとつの 弾ありて 誰に向かって 引き金を引く

シャンパンの 儚き泡が消えぬまに 酔ってしまえよ 心と子宮

本日は 定休日です の札をかけ エロくアブないオンナになるわ

幸せを 測る秤の なきことを 幸せと思い 今日を生き抜く