伝えたい言葉なんてない

昔詠んだ歌、今詠む歌

いつか一緒に

空駆ける 翼ないこと 悔しくて 肩甲骨に爪を立ててる

遠き街 君の泣き声 風の音 鼓膜の奥で絶え間なく鳴る

看取られて 逝く日のなき身の 淋しさと 心軽さを 風よ さらえよ

西行と 並ぶ 我が身のおこがまし 花の下にて 眠りたきとは

吾(わ)も友も 修羅の道にてうずくまる いつか一緒に 酒でも飲もうや