伝えたい言葉なんてない

昔詠んだ歌、今詠む歌

馬鹿の皮(五行歌)

 

次を剥いたら
リコウが出てくるかと
玉ねぎのように
バカの皮を
剥く

  

鬼になったあと
ひとつ息を吐いて
鏡に向かう
紅筆の先から
女が入ってくる

  

めちゃくちゃに
壊れてしまいたい
と思う一方で
堅固な
鎧を着る