伝えたい言葉なんてない

昔詠んだ歌、今詠む歌

2013-08-16から1日間の記事一覧

修羅の血は

何もかも とりあえずという 棚に上げ とりあえず生き とりあえず食う 空を見る 足元を見る 前を見る こぶしを握る 夏雲が湧く むせかえる 金木犀の花の香に 肩甲骨のあたりで嫉妬 次の春 その次の春は 誰がいて 誰がいないか おそろしきこと 目覚めたら 夢で…