伝えたい言葉なんてない

昔詠んだ歌、今詠む歌

驟雨

朝練の 驟雨の如き 竹刀(たけ)の音

※出勤途上の体育館から聞こえてくる高校生たちの朝稽古の竹刀の音に、洗われる想いがした。
甘えたい心を打ち据えられたいものか。
ゲリラ雷雨などという表現は身も蓋もないが、突然の激しい雨に気が済むまで濡れていたいというやけくその想いかもしれない。
いや、にわか雨にあわてて家に帰らないでいい、誰も何の義務も待っていないという状況への憧れ。