わたくしが 帰れる月は 満ちもせず 欠けるばかりの 三日月の端 三日月の 端っこに座り ぶらぶらし 脱げたサンダル あなたに当たれ 線香の 火花の球が落ちるのに 気づかないほど あなたを見てる ジュッという 音と一緒に 我が恋も 消してしまえよ バケツの中で…
憎しみを こねて丸めた 泥団子 呑み込み過ぎて お腹いっぱい それだけで 剣にもなれば 罪も産む 脳天気という おそろしきもの 目を瞑り 耳を塞ぎて生きてゆく 視野の狭さを 笑わば笑え 折々の 花の清しは誰も詠む 吾は胸張り 吾の毒詠む 三十一(みそひと)…
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